いやいやもう10月が終わります。昨日のお客様、お会計時に「トリックオアトリートの後、早いもので今年もあと2ヶ月」なんておっしゃられてました。確かにそうですね。秋も深まってきて、何となく焦りみたいな感じがして来ます。そんな時は、コーヒーでも飲んで一旦落ち着いて、気持ちの整理をしてみてはいかがでしょうか?今月11月は単月での販促です。12月・1月は合併号で年末年始の企画を掲載する予定です。
第1位 ニカラグア モンテクリスト農園ハニー
今月のおすすめ第1位はニカラグア産のモンテクリスト農園ハニーです。すでにおなじみの銘柄ですが、ご要望も多く再登場です。ニカラグアという国は中米にあります。北米大陸と南米大陸がつながってる所の細くなっている辺りです。ガテマラとかコスタリカやパナマもあの辺です。場所はともかく、このコーヒーはまろやかな味と香り。深いコクと甘みは、高品質の証です。中米カリブ海沿岸のコーヒーは、どれも穏やかでオーソドックスですが、その中でもとりわけ味わいが深く、苦味も少なく、まろやかな味わいだと思います。フルーティさも控えめでとにかくまろやかというのがおすすめの理由です。
第2位 ドミニカ バラホナ ワイニーナチュラル
おすすめ第2位として、ドミニカバラホナワイニーナチュラルという銘柄をおすすめします。永らくドミニカドンペペワイニーという銘柄を販売して参りましたが、供給終了ということで、同じ地区の農園違いで対応させて頂きます。大体当店で扱っている商品の多くは、アラビカ種なのですが、アラビカ種にもいくつか種類があって、例えば、カツーラとかブルボンとかティピカとかカトゥアイ、ムンドノボ、ゲイシャなどがあり、それが混ざっている銘柄もあるのですが、今回はティピカ種だけのワイニーナチュラルです。グレープジュースのようなジューシーな香味が浅煎りで楽しめ、ミルクチョコレートのような余韻。ミディアムローストでチェリーやベリーのような赤い果実のフルーツフレーバーが感じられます。
第3位 エメラルドマウンテン
第3位は、エメラルマウンテン。正式には、コロンビアエメラルドマウンテンと言うべきでしょうか。そうコロンビアなのです。当店ではコロンビアも色々ありますが、一般的にコロンビアと言うのは、当店ではコロンビアスプレモですが、エメラルドマウンテンは、それよりもさらに良い豆を選別した正にトップオブトップのコロンビアなのです。ウォッシュドですから良く知られたコーヒーの味と香りで、コロンビアを堪能するなら、やはりエメラルドマウンテンだと思います。知名度が高いのは、某最大手の飲料メーカーの缶コーヒーに採用されている銘柄名だからだと思います。そう青い缶でミルクの入った甘いあれです。どうでも良い話ですが、この商品は三菱系のMCCAという会社が輸入し、また国内で販促を行ったりしています。おそらく缶コーヒーもそういった関係ではないかと思います。当店でもファンの多い銘柄です。この機会に是非一度お試しください。
第4位 ボリビア ビオ・アラビカ
第4位は、ボリビア ビオ・アラビカです。先月の第3位から順位をひとつ落として継続です。豆が非常にきれいで、無農薬栽培との情報があります。味は少し酸味があり、香りが良いので、ハイローストでの焙煎をお勧めしています。ボリビアは南アメリカ中央内陸の国で、アマゾンと熱帯雨林とアンデス山脈で東西を囲まれた自然豊かな国です。ウユニ塩湖という世界最大の塩湖が、有名です。絶景なんだそうです。カラナビ郡でコーヒーを生産するビオ・アラビカ組合は、若い生産者達主体の新興生産者組合です。豊かな自然との共生を目指す循環型環境を目指し、赤々と熟したコーヒーチェリーは、急峻な山中で丁寧に手摘みされ、精選されます。自然の恵みいっぱいに育てられたコーヒーは甘味・香り・軽やかさが特徴です。少しめずらしいボリビア。
第5位 ブラジル パイナップルハニー
こちらももうおなじみですが、人気の高いブラジルです。肥料にコーヒーのわらと、有機堆肥(パッションフルーツの皮)を使用しており、安全な栽培方法が取られています。ブラジルの豆は、大概パルプドナチュラルと言って、機械で果肉をさっと取った後、乾燥させて精製するので、ハニーのような精選になります。これをハニーと言うべきか、ナチュラルと言うべきか、見解が分かれるところではあります。果肉の香りと甘みを残しつつ渋みがコクにつながるというのが、ハニー精選の特徴だと思います。ウォッシュドがクリアだとすると、味にアクセントが付き、これがこの精選の良さだと思います。この銘柄は、マイルドでありながら、香りが良く、味わい深いのが特徴です。ミディアムローストでおすすめします。
さて11月が始まりますね。秋が来て冬が来て北千里のイルミネーションが点灯して、さあ残りが少なくなってきましたね。先日お客様からコーヒーを切らさない方法を伺いました。その方はお一人で飲まれるので、200gと100gを別々の銘柄を買われるのだそうです。200gを先に飲み、大体2週間弱で飲み切るので100gに切り替えるタイミングで当店に買いに来られるのだそうです。100gは大体1週間弱で無くなるので、その間のどこかで買いに来れば良いのだそうです。100gに切り替えるタイミングが発注(調達)アラートになって、それを飲み切るまでの1週間の内に買えば良いのだそうです。ビジネスの世界のサプライチェーンの商品調達の発注リードタイムみたいな考え方で関心いたしました。
では今月もよろしくお願いいたします。