気温が上がって来たと思ったら、即梅雨入りで、更に猛暑到来。蒸し暑い日はアイスコーヒーに限ります。まあビールって手もありますけど、それだとこちらは商売になりません。時々夕方ビールでも売ってみようかなという気になりますが、周りの皆さんと競合しちゃいますね。
さてアイスコーヒーの問い合わせをいくつか頂きました。何でもそうですが好みもありますので、美味しいアイスコーヒーの作り方というのは難しいですね。包み隠さず言うとうちのやり方は楓アイスブレンド(100g1,000円)を深煎り(シティくらい)にして、コーヒー粉70gで1ℓという感じです。これを機械でドリップして、熱いままホシザキの機械で急冷します。2リットル作る場合はこの倍です。誰に聞いてもどこのサイトを見てもこの辺の値と言うか割合は似たような感じでしかも皆大体幅があります。豆の種類とか焙煎度合いによって変わるはずですし、ネットの分量を鵜呑みにしても好みの味に仕上がるとも限りません。濃いめが好きな人、薄めが好きな人様々だと思いますので、この辺は調整次第だと思います。コーヒー40g~80gに対し、お湯600cc~1200ccとかって感じです。そう正解なんてありません。飲んでみてうまけりゃうましという感じです。つまり美味しいと感じた時に、それをどうやって作ったかを記録しておりくのがコツと言えばコツかもしれません。

これが水出しにする際に使用する不織布の袋。HARIOさんから出てます。品番がCPC-30と言い、30枚入りです。うちでは330円税込みです。不織布の袋に紐が付いてて便利です。袋には少し余裕をもって粉を入れてください。粉に水がしっかりと馴染むように水をもみ込んで頂くとしっかり抽出できるかと思います。それとコーヒーを入れたこの袋を牛乳に浸けこむとアイスミルクブリューができます。コーヒー風味の牛乳なので、ガムシロップを入れたりすると上品なコーヒー牛乳という感じになります。これは一度試す価値があるかもしれません。
コーヒーの水出しに作り方は? 一口で水出しと言っても、水出し専用のポットを使う方法や不織布の袋を使う方法、直接粉を入れて上澄みを飲む方法などがあります。当店で販売しているアイスバッグのレシピは、粉40gでお湯500~600cc、これもネットでは、結構幅があります。やはり正解などありません。美味しければ良しということですね。無責任ですが、ご容赦ください。お好みでね。
唯一言えるの水出しに限らずコーヒーを作る際には、かならず軟水をご使用ください。ミネラルウォーターで硬水も売られていますが、それだとミネラル分が含まれていてコーヒーの抽出に不向きなんだそうです。当店のアイスコーヒーは、吹田市の水道から出た水を業務用の浄水器を使用しています。

当店のアイス専用ブレンドは、楓アイスブレンドと楓マイルドアイスというのがあります。春先に少しだけ値上げさせていただきましたが、ブレンドに入れている豆がどれも激しく値上がりしていますので、今後も更に値上げせざるを得ない感じになってきましたが、今のところ耐えています。急な値上げも何ですし、皆さん物価が上がって大変なのに気軽に値上げする訳にもいかず、買うなら今のうちですよ。アイスでもホットでも水出しでも。香りの良い豆をブレンドし、更に苦味の豆をブレンド。おいしいですよ。
早いものでもう6月。この時期は梅雨、気温の上昇。コーヒーの需要は、この時期もまあまあ毎年堅調なのです。コーヒー需要ががくっと落ちるのは、もう少し後です。昨今は若い方中心にアイスコーヒー需要が堅調で、アイス系の豆をお求めのお客様も結構いらっしゃいます。アイスブレンドだけでなく、ケニア、エチオピアなどもアイスコーヒー向きですし、深煎りばかりでなく浅煎りでも冷たくしておいしく召し上がって頂けます。ケニアマサイ、エチオピアのイルガチェフなんておいしいですし、コロンビアは万能選手ですね。エメラルドマウンテンなどはアイスも美味しいですね。
