かつては私も毎朝会社に行っておりました。朝は苦手です。学生だった頃、朝食時にインスタントコーヒーを飲んでおりました。今はドリップですが、手間はそんなに変わらないように思います。ドリップはお湯が落ちるのを待つ分、時間がかかります。インスタントに比べたら、1~2分多くかかるかもしれません。1杯で豆12g使用すると1日1杯で1週間で84gです。当店で100g焙煎した場合80g~85gですので、ちょうど約1週間分です。
会社に行く前にホッと一息。勢いを付けて家を出るには、やはりおいしいコーヒーかと。あるいは休日のくつろぎの時間。当店からおすすめのコーヒーがありますので、いくつかご紹介いたします。
インドネシア バリ神山ハニー
インドネシア、ジャワ島の東に観光地として有名なバリ島があります。神山と書いて、”しんざん”と読みます。バツール山という活火山の麓に広がるキンタ・マーニ高原で採れるので、神々の山ということで、”神山”と輸入業者が命名したようです。大粒揃いで欠点豆も少なく、しっかりした苦味ですが、その背後にある酸味とのバランスが良く、味わいが良く、ハニー精選なので渋みがあるのですが、その渋みがまた良い仕事をしており、苦味がソフトに伝わって来ます。大変人気があります。
ドミニカ ドンペペワイニーナチュラル
中米カリブ海のドミニカ共和国産です。カリブ海に浮かぶ島、イスパニョーラ島の東側がドミニカ共和国です。ドンペペというのは、農園を創始者の愛称だそうです。細かすぎる解説ですね。少し特殊な精選方法でワイニーナチュラルという精選です。コーヒーチェリーを果肉を取らずに乾燥させるナチュラル精選。その乾燥時間をより長く取り、チェリー内部で充分発酵させることで、フルーティな香味が付くそうです。お味はコロンビア的などっしりした苦味。香りは赤ワインやブランデーのような香りです。当店でも上位の人気の豆です。
エチオピア ゲシャ チャカ
エチオピアはアフリカ大陸の東の端。ケニアの北側です。どこやねん。アラビカ種の中のゲシャという品種です。ご興味ある方は、「ゲイシャ」というコーヒーのことをお聞きになられたことがあるかもしれません。エチオピア原産のゲシャ種(Gesha)という樹種が、世界各地に移植され、特にパナマ産はその優れた品質とはなやかな香りで、国際オークションで高値が付き「パナマゲイシャ」として世界的に評価されるようになりました。ではゲシャがなぜゲイシャになったか。諸説色々で定説はないみたいです。
エチオピアは、以前のブログでもお伝えした通りイエメンと並んでモカの産地です。モカはナチュラル精選で香りの良い豆が多く、日本でも人気の銘柄です。この商品は、酸味と苦みのバランスが良く、すっきりした飲み口が特徴です。ゲシャの香りは、花のような香り、ジャスミン?ジャスミン良く知りませんが、甘い香りで、すっきりした香りです。そんなに香りも強過ぎないのでゆっくり過ごしたい時には、ぴったりです。チャカというのは、チャカ村、産地名ですね。さすがコーヒーの発祥と言われるエチオピア。これは特におすすめです。