1年うち何日かご新規のお客様がたくさんいらっしゃる日があります。先日そんな感じの日がありました。いくつか聞かれたことをお話します。
Q1.スーパーやコーヒー専門店のコーヒーとの違いは?

悪口言っても始まりませんので、当店のことだけ申し上げます。コーヒーは焙煎してから劣化が始まります。当店の豆も劣化します。焙煎してから数週間はおいしい状態です。お客様にも「味と香りが良かったよ」とおほめ頂きます。品質の良い豆なら焙煎してから時間が経ってなければおいしいのですね。
開業する際、安く販売することも考えました。大型焙煎機で10kg20kgと大量に焙煎すれば、安くできると考えました。ですがそんなにたくさんだと売り切るのに時間が掛かり売れ残れば味が落ち、それを売れば評判は悪くなり、廃棄すれば損になると考えて、小容量短時間の焙煎機を選択しました。
Q2.豆はどこから仕入れているのか?値上がりしていると聞くが?
仕入先は商社様(問屋様)からです。小さな販売店では、輸入するほどの量はさばけませんので、商社様(問屋様)に分けていただいています。小売店は「品揃え命」です。実際飲んでみて、高品質で何かしら良い所があるものを品揃えするように考えています。
コーヒーは、昔から「コロンビア」とか「ブラジル」と言った国名の豆が主流です。それぞれ確かに、香り、価格、味、様々です。この種類はニューヨークの先物取引で価格が決まります。ニューヨーク!2回言います。
最近は「スペシャルティコーヒー」と言って、国名の後に農園名や地域名が付されたものがあります。良質で個性的な豆が多く、現地の生産者・輸出者と輸入商社で価格が決められ、日本市場をある程度意識した値付けがされています。従来の国名だけのコーヒーとは味わいが違うと思いますので、是非お試しください。

Q3.酸味が苦手で、苦味のあるコーヒーが好きなのですが。

お客様の好みを否定する訳でも私の嗜好を押し付ける訳でもありません。お好きなものをお好きなように召し上がるのが一番です。確かに「劣化の果ての酸味」は、変に酸っぱくて美味しくありません。苦手とおっしゃるのも分かります。ですが、良いコーヒーの酸味は本当は美味しいのです。ほとんどの豆には酸味があり、味に奥行きを与えているのは酸味だと思います。様々な酸味や苦み、渋みや甘味が合わさって銘柄それぞれの特徴となり、そこに美味しさがあるのだと思います。苦いのがお好きな方も下支えの酸味を感じて、美味しいという結論なのではないかと思います。酸味で痛い目に合われているのですから、無理は申しませんが。
Q4.フルーティな香りは苦手なのですが

”コーヒー味”の食品は、コーヒーの香りがします。昔からある香りで、この香りがしないとコーヒーらしくないと思われるのも当然です。しかしながら最近は果実的な甘い香りのあるものが出て来ています。ナチュラル精選、アナエロビック精選、インフューズドなど複雑で甘い香りをまとったコーヒーが、昔からあるモカなどと相まって、銘柄が増えています。古い楽曲”コーヒールンバ”に歌われているモカマタリ。モカマタリはナチュラル精選です。コーヒーチェリーの甘い香りとコーヒーの香ばしさが合わさって、歌われている通り、正に恋に落ちる味と香り。
イエスフォーリンラブ!古っ!
